能勢の共同保育所・きららの森のいえ
保育の方針
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きららの森のいえは、
大人も子どもも仲間と楽しく学び、成長できる
快適な場所づくりをめざしています。


こんにちは!きららの森 代表の
稲原 有(いなはら ゆう)です。

きららの森のいえは、
「子どもが子どもらしい時間をたいせつに過ごすために…」
今、私たちおとなに何ができるのかを学び、実践する大人達の活動の中から生まれました。私達の学びは文明の発達や世情を否定するのではなく、日ごろの生活を「少し立ち止まって見つめ直す」そんなところから始まりました。
子どもに関わる痛ましい事件や、経済のひずみ、環境汚染や環境破壊、亡くならない争い…

私たちは、自身も自然の一部であり、自然界の連鎖の一部として存在します。
この地球上の誰か もしくはどこかが痛み、苦しんでいるのに、わが子や自分、日本人だけが、あるいは人間だけが幸せな状態であり続けられるでしょうか?

私たちには何ができるのだろう。
私たちにとっての幸せとは…。
私たちは一体どうしたいのだろう。

小さい無力な私たちに、できることは限りがあります。

私たちはただ 舗装されていない道を歩きたい。鳥のなく声を聞き、傍らに咲く雑草を食み、虫を追いかけ、友達とうたいたいだけなのです。

子どもの、いいえ、人の健やかなくらしの鍵を握るのは「自然との共生」。たとえ都会に暮らしていても宇宙の中の自分を感じ、わずかな自然を感じて活き活きと生きていける力。
身体の発達、生活力、道徳観念、持続可能な環境を目指した環境教育など、ここ、能勢の里山での保育には最大限の恵まれた教育資源があります。
私にできることは身近な子どもたちに そんな自然との楽しい時間を提供すること。
多様性に富み恵み豊かな里山で、子どもが子どもらしい時間を過ごすこと。
それは喜びとともに、体をつくり、生活力をつけ、自然を愛し調和的に生きる力を身につけることができると考えます。

…そんなわけで、「里山の生活」に根ざした保育に日々、取り組んでいます。自然と生きることの美しさ、楽しさが一人でも多くの子どもたちに伝わることを願ってやみません。

ご縁がございましたら、ぜひ、ご参加ください!
子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。
レイチェル・カーソン著 『 センス・オブ・ワンダー 』 より


■大切にしていること
きららの森のいえ で保育に携わる私たちには
日々、大切にしていることがあります。


幼児期とは、まずは身体を育てる時期
幼児期はまず身体、意志を育てる時期と考え、食べ物の安全性に配慮し、生活のリズムを大切にします。
また日常の所作の繰り返しが、子どもの心を安定させ、心身を癒し、信頼する心や意志を育むと考え、地域の方や保護者のご協力のもと、保育活動に取り組んでいます。

豊かな自然の中でゆったり育てたい
自然の中でゆったりした子育てがしたい。そんな親達の願いが形になりました。
日本一の里山と言われる多様性豊かなここ能勢の地で、子ども時代だからこそ本物の自然に触れ、その中でファンタジー豊かな遊びを体験してほしいと考えます。

日本的な自然観、文化を伝えたい
日本には日本独特の自然観があると思います。森の入り口にあるお地蔵様、神社やお寺、自然、山、川そのものを敬う心など…
最近では体験しにくくなったお祭りや祝祭など、伝統行事を暦に合わせて体験することで、私たち人も自然の一部であるという元来あった日本の自然観、自然との一体感と自然への畏敬の念を伝えてゆきたいと考えます。

日常の生活の中で生きる力を育みたい
園舎は里山にあるお家です。玄関や台所など、日常の生活にできるだけ近い状態で、繕い物や調理、掃除など大人がする姿を近くに感じながら、遊んだり、模倣したり、実体験して過ごします。日常の生活を、『体験する』というより『心に鎮める』ことで、生きる力は育まれると考えます。

初めから終りまでを大切にする
現代の分断された生活によっておこる弊害をさけ、人と人のつながり、物事の初めから終りまでを連動して体験することで、子どもの生活力、生命力は育まれていくと考えます。
ここ能勢の地で地元の方の協力を得て「土を耕し、育て、作って食べる、使う」プログラム『米』『大豆』『綿』を実施しています。

異年齢の集団の中で
まるで大きな家族のように過ごす

下の子は上の子のすることを見て学び、上の子は下の子の面倒を見ることで学ぶ。遊び一つとってみても、昔は子ども集団の上下関係があって、遊びの伝承が自然に行われてきました。
縦割りの集団は、集団そのものが活きづいていると考えます。下は0歳から就学前の子ども、スタッフも含めて年齢も多種多様。きららの森のいえでは大きな家族のように過ごします。
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